海外旅行のお土産選び
日本人の海外旅行に付きまとうのが、お土産でしょう。
これだけ海外旅行が展化したにもかかわらず、なお昔の習慣から脱却できないのです(空港での送迎は、さすがになくなりましたが)。
とくに厄介なのが、職場ですね。
私的な旅行であっても、休みをとるのである程度の範囲の人々に買ってこなければなりません。
かなりの数が必要になる場合もあります。
そのことがいつも念頭から離れず、「出発時の成田空港の免税店から買い物が始まり、帰国途上の機内まで土産物リストとにらめっこ」ということになりかねません。
1年に何度も出張するのに、その都度土産が必要という人も多いでしょう。
しかし、人間の心理は勝手なもので、貰う立場になってみると、土産物リストに自分が入っていたと考えられるのは、嬉しいことです。
「旅行中忘れないで気づかっていてくれた」ということの証拠だからです。
こうした目的のためには旅先から葉書を出してもよいのですが、その場合でも、土産品を買ったほうがよいと思う人が多いでしょう。
土産物リストの記載者が10名を超えるような場合、単価がさほど高くなく、軽くてかさばらないものがほしいものです。
この観点から推奨できるのは、美術館の売店や大学の書店で売っているレターセットやカード類です(ただし、欧米の場合)。
バースデイカードだけでも非常に沢山の種類がありますね。
例えば、"Belated Birthday Card"というものがあります。
これは、相手の誕生日に出し忘れた「言い訳」のカード。
わざと遅れて出したくなるほどよくできたものもあります。
美術館展示作品の絵葉書にも、非常によいものがあります。
日本では手に入らないものですから、とても喜ばれます。
単価は数百円から千円程度なので、かなり大量に買えるのも嬉しいです。
カレンダーにも非常に魅力的なものがあります(ただし、祝祭日が日本と違うので、あまり実用的とはいえないかもしれませんが・・・)。
これまで海外旅行の土産品としてよく使われてきたのは、チョコレートやナッツ類。
一昔前だと、酒も多かったですね。
「外国土産はジョニーウォーカーの黒」と決まっていた時代もあります(渡航地がどこであっても)。石塚孝一氏によると、海外旅行が珍しく、関税が高かった時代には、これでもよかったでしょう。
しかし、いまこうしたものを貰って嬉しいと思う人は、多くないのではないでしょうか。
土産で「差をつけよう」と思うなら、個性的なカードを探すのが一番だと旅行家の大木一雄さんもおっしゃっています。